2023年に行われる女子サッカーのワールドカップはオーストラリアとニュージーランドの共同開催となります。
日本では2002年に日韓ワールドカップが開催され、初めて共同開催が実現しており30代以上の方だと馴染みのある方も多いのでしょうか。
ただ、共同開催の意味やメリット・デメリットについては知らない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はワールドカップ共同開催について紹介します!
ワールドカップを楽しむネタの一つとして活用いただけると嬉しいです。
サッカーワールドカップの共同開催って何?
過去には2002年サッカー男子のワールドカップで日本と韓国で共同開催を行いました!
また、2026年男子のサッカーワールドカップではアメリカ・カナダ・メキシコの3カ国での共同開催が決定しています。
開催国についてはFIFA執行委員会の投票で決まるのですが、アメリカは2022年のカタール大会も単独で立候補していましたがカタールの次点という結果で単独での開催国となることが出来ませんでした。
現在は開催地についてローテーションを取る方針となり、2つ前のワールドカップの開催国となった所属連合は開催地に立候補出来なくなりました。
そのため、開催地のライバル国は世界全地域ではなく、候補地が絞られるようになっています。
つまり、ヨーロッパ・アジア・アフリカ・アメリカ大陸間での競争というよりはアジア・アメリカ大陸間とカテゴリを絞られた中での競争となります。
そして投票によって決定するので、共同開催を実施すればそれぞれの国を推す投票が合計されるので、開催国となる可能性は高まりますよね。
1か0というよりはみんなでメリット・デメリットを共有していこうという考えも出てくるのです。
サッカーワールドカップの共同開催メリット・デメリットは何?
続いて、サッカーワールドカップの共同開催メリット・デメリットについてみていきたいと思います。
①メリット
まず、ワールドカップ開催国となるメリットを見ていきます。
ワールドカップのカップ開催国のメリットして一番に思い浮かぶのは経済効果です。
ワールドカップはサッカーの祭典でいわばお祭りです。
世界各国から開催国に試合を見に来るため、開催国でお金が使われますよね。
また、サッカー観戦のためには交通費・ホテル代・食費が開催国で必要になってきますし、サッカー観戦とあわせて観光をしていく人も多いのではないでしょうか。
そうなってくると、観光地でお金が使われますし、お土産の購入もあったりと色々な面でお金が使われますよね。
開催国の人も世界のスーパースターが見れると、キャンプ地への視察をしたりと、国内でもお金の循環が発生します。
そのため、サッカーというカテゴリを飛び越えてメリットがあるため、国もバックアップをして開催国に立候補をするわけですね。
開催国は定められた基準の施設の準備が必要となるため、現在基準を満たしていない施設であれば新たなに作るか改築が必要となります。
大会にあわせて新しい設備を作り上げていくので、設備がどんどん最新鋭のものになってきますよね。
また、世界からも注目されるのでインフラ面についても大会にあわせて整備することが多いです。
東京オリンピックが日本で開催となりましたが、輸送・バリアフリー・多言語対応等あらゆる観点で整備が計画的に促進されました。
開催国になると、その国が世界から注目されます。
そのため、先程お伝えしたインフラ整備も促進されるわけですが、その国の文化・歴史・食事等のあらゆる観点で世界の国の方々に知ってもらえるチャンスなんですよね。
今まで知らなかったがゆえに興味すら持てなかったことって多いと思うのですが、世界の人々に知ってもらえることで興味を持ってもらうチャンスが生まれてくるわけです。
共同開催だとどうなる?
メリット面だけをみると共同開催でも恩恵は受けられますよね。
ただ、共同開催となるので1つの国での試合数や滞在期間は限られてくるでしょう。
そのため、1カ国で開催するより恩恵は少なくなってしまう部分が1カ国での開催と違ってくる部分となります。
②デメリット
デメリットについてもまずはワールドカップ開催国となるデメリットを確認していきます。
大会を開催するにあたり、インフラ整備の必要がありメリット面を最初に述べましたが、デメリットもあります。
インフラ整備にはどうしても税金の投入が必要となります。
税金は無限に投入できるものではないので、大会の開催にあわせて大規模なインフラ整備に税金を投入すると後回しになってします政策も出てきてしまいますよね。
開催国としては経済効果が大きいのかもしれませんが、全ての国民にとってすぐにメリットが出てくるわけではないので、別の用途で税金を使ってほしい人もいますよね。
大規模なインフラ整備を行いますが、大会終了後に利用用途がなくなったりして、新しい整備をしたインフラが使われなくなる可能性があります。
そうなってくると、税金を投入してまで整備する必要があったのかという問題にはなり、最終的には損失がでる可能性がありますよね。
共同開催だとどうなる?
共同開催の最大のメリットはワールドカップ開催国となるデメリット面を最小限に抑えることが出来る点であると考えます。
これまで述べてきたインフラ整備についても開催場所や試合数も共同開催だと1カ国で開催する時より少なくなりますよね。
つまり、自国での準備が少なくなり、限られたインフラ整備や設備投資で住むわけです。
そのため、国民としても後押しがしやすくなるのではないでしょうか。
まとめ
今回はワールドカップの共同開催についてメリット・デメリットを紹介しました!
開催地についてもローテーション制となり、デメリットについても最小限に抑えることができるため今後は共同開催が増えてくるのではないでしょうか。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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